事例 - 大日コンサルタント株式会社 -

常に変化する市場のスピードに対応し、
様々なニーズに応える力を

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業種 建設コンサルタント
従業員数 297名(2013年11月30日時点)
利用中のサイボウズ製品 サイボウズ Office(無制限版)、サイボウズ、リモートサービス(200ユーザー版)、サイボウズ デヂエ 8(20ライブラリ)
キーワード タブレット、スマートフォン、X-point、複数拠点、スキマ時間の活用
  • 導入前の課題

    • ・外出や出張の多い技術系社員の「スキマ時間」の有効活用
    • ・顧客へのレスポンススピードの向上
    • ・社外から社内システム・グループウェアへのアクセス
  • 解決策

    利用中の「サイボウズ Office」に加え、ワークフロー「X-point」への社外からのアクセスを可能にする「サイボウズ リモートサービス」を導入

  • 導入による効果

    • ・お客様先、出張先などから、打ち合わせの内容を即報告することが可能になり、顧客へのサービス提供スピードが向上
    • ・外出先からの移動中などの「スキマ時間」に社内の情報を確認するなどの業務が可能になり効率化、時間の短縮を実現

導入事例インタビュー

大日コンサルタント株式会社は 2013 年 8 月 1 日に創業 60 周年を迎え、地元岐阜県を始め全国 47 都道府県の社会基盤整備を手がけるなど、数多くの実績を残す総合建設コンサルタントである。海外事業では、東南アジアや中央アジアの種々のプロジェクトに参画し、技術貢献を行っている。施工管理や支援業務等、現場や顧客先で業務を行う社員も多い。
今回は、同社代表取締役社長 後藤隆氏をはじめ、経営管理本部副本部長兼企画部長 渡部正樹氏、経営管理本部企画部情報企画課長代理 河本隆氏にお話を伺った。

(取材日:2013年12月 場所:大日コンサルタント株式会社本社《岐阜県岐阜市》)

同社で利用中の「サイボウズ Office」を iPad で閲覧。
トップページのパーツには、エイトレッド社「X-point」の ワークフローによる決裁状況が表示されている。

背景と経緯

狙いは、顧客へのレスポンススピードを上げること

以前同社は Web ベースではない、各個人の端末にインストール作業が必要なグループウェアソフトを利用し、社内の情報共有を行っていた。しかし管理者、利用者の両面でインストールや設定作業が必要な状況に不便さと非効率を感じ、システム変更の検討を開始。そして 2001年より 「サイボウズ Office 4」を導入した。
さらに同社は業務スピードの向上、効率化の実践のため、社外からグループウェアへのアクセスを可能にする「サイボウズ リモートサービス」を 2011 年より導入。スマートフォンやタブレットの普及以降、必要な社員には iPad を支給し、「リモートサービス」を利用して出張先や訪問先からグループウェアやワークフローなどの社内システムにアクセスしている。

「狙いとしては、顧客へのレスポンスのスピードを上げることです。当社は様々なニーズに応えるべく『スピード』を重視しています。市場は日々激しく変化し、同時に顧客のニーズも変わっていきます。その状況に常に対応していかなければならないのです。」
(代表取締役社長 後藤隆氏)

大日コンサルタント株式会社 代表取締役社長  後藤隆氏

大日コンサルタント株式会社
代表取締役社長 後藤隆氏
「個人的なデータベースとして、(情報やデータを)パソコンではなくサイボウズに保存しています。」

ポイント

『スキマ時間』を使うことで無駄がなくなり、効率化を実感

「リモートサービス」の利用ユーザーは主に、同社の事業を支える技術系の社員。打合せ等での外出や出張も多い。移動中や次の訪問時間までの間に社内の情報を取得し、また報告を行うことができるため、業務の効率化や時間の短縮に役だっているという。

「『リモートサービス』を使えば、出張先、お客様先から打合せの内容をすぐ報告でき、またそれに対してこちらから返答する、その場で「サイボウズ Office」のスケジュールを確認して次回の打合せを設定するなど、業務のスピードが上がります。
また以前は一旦社に戻って報告書を書いて、ということを行っていましたが、外出先の『スキマ時間』を使うことで無駄がなくなり、効率化を実感しています。」

(経営管理本部副本部長兼企画部長 渡部正樹氏)

経営管理本部副本部長兼企画部長 渡部正樹氏

経営管理本部副本部長兼企画部長 渡部正樹氏
「当社の『スピード重視』の方針を実現するために欠かせない。」

効率や利便性と安全性のバランスを常に考えながら
運用していくことが必要

社外からグループウェア等のシステムにアクセスさせる場合、最も注意を払うべきはセキュリティである。同社は効率化と利便性を図りながら、セキュリティ面でも様々な対策を行っている。

「タブレットの紛失・盗難による情報漏えい対策として、画面の自動ロックやパスコードの複雑化などを実施するとともに、リモートワイプ機能を有するアイキューブドシステムズ社の「CLOMO MDM」を導入してセキュリティを確保しています。
また守秘義務に関係するデータやファイルについては、社内のサーバーに保管して管理しています。効率や利便性と安全性のバランスを常に考えながら運用していくことが必要です。」

(経営管理本部企画部情報企画課長代理 河本隆氏)

経営管理本部企画部情報企画課長代理 河本隆氏

経営管理本部企画部情報企画課長代理 河本隆氏
「拠点が異なれば顔を知らない社員同士もいる。社員同士のつながりを大事にしたい。」

今後の展望

顧客に幸福感も提供できるような会社でありたい

グループウェアやタブレット端末などの技術革新により、次々に生み出されるITツールを効果的に業務に取り入れてきた同社。これからの展望について再度後藤社長に伺った。

「スピード重視の方針は顧客のニーズに応えるためですが、さらに言えば顧客に幸福感も提供できるような会社でありたいと思っています。また自社の社員には生き生きと、働きがいを感じられるような会社でありたい。
タブレット端末に関してはすでに必要な社員には100%行き渡った状態です。以前はなかったこれらのタブレット端末によって、より便利になったと感じています。今は個人的なデータベースとして、パソコンではなくサイボウズに情報を保存して、いつでもどこからでも閲覧できるようにしています。
情報の共有はコミュニケーションのひとつであり、グループウェアはそのツールとして有効です。これからも新しい技術を取り入れながら業務に役立てていきたいと思います。」

利用イメージ図

  • ・リモートサービスを利用することで、社内サーバー上のサイボウズ製品やエイトレッド社「X-point」へタブレット端末からアクセス
  • ・リモートサービスの証明書がインストールされていないタブレットからはアクセスできない
  • ・万が一タブレットを紛失した際は、アイキューブドシステムズ社「CLOMO MDM」によるリモートワイプ(遠隔データ消去)を実施
会社情報 大日コンサルト株式会社
事業内容   コンサルタント業務(調査、計画、設計、保全、情報処理) ・マネジメント業務(発注者支援、官民連携)・補償コンサルタント業務・測量量業務・地質調査業務
本社所在地  岐阜県岐阜市薮田南 3-1-21
ホームページ http://www.dainichi-consul.com/
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